自分の感覚に自ら疑問を抱いたり疲れきってしまう人が、自分が『HSP』なのかもしれないと気づけたとしたら…
私自身、HSPを知って「もしかして自分も」と感じてからを改めて思い返してみようと思います。
『HSP』かもと思ったきっかけ
私が『HSP』を知ったきっかけは以前勤めていた会社の同僚からの言葉です。
彼女は本でその存在を知り、彼女自身当てはまることが多く関心を持ったそうです。
周囲の言動に対して過敏に反応して悩んで疲れている私の様子を察して『HSPって知ってる?』と教えてくれました。
それまで私は、『考え過ぎ』『気にし過ぎ』『心配性』『自意識過剰』という性格のせいで人と接することにとても疲れてしまうんだと思っていのが、彼女の話では『HSPというのは性格とは違うんだって。その人が生まれ持っているもので、変えようと思っても変えられるものではないみたいなの。』と言うのです。
そう聞いた時点ではその意味がよくわかりませんでした。
『HSP』とはなんなのか。
もっと知りたくて、関連の本を読んだりインターネットで自分と同じように悩んでいる方のお話を読ませていただきました。
それでやっとなんとなく自分なりに理解することができました。
詳細は『HSPとは』にまとめてみましたので良かったら読んでみてください。
『HSP』は先天的な「気質」であり後天的な「性格」ではない
同僚から話を聞いたときにまず最初につまづいた『生まれ持ってのもの(HSP)と性格は違うらしい』ということ。
「気質」とは
「気質」とは生まれ持った特有の心理的、感情的な傾向で先天的なもの。
後天的な影響は基本的に受けないため、生まれた時点から変わらない。
「性格」とは
「性格」とは生まれ持った特徴に、後天的な成長にともなう環境などの影響を受ける。
なので、時間の経過とともに変わる可能性がある。
『HSP』は先天的な「気質」であると言われていることから、『HSP』の特性にあたる部分で悩んでいるとすれば、それは変わらない、変えられないと言えます。
私が『HSP』であるとしたら、「自分の性格をなんとか変えられないか」と悩んでいたことは、正しくは「自分の生まれ持った気質を変えられないか」ということになり、ただ「気質」は変えられないというならば、何十年と悩んできたことは悩んでもどうしようもないことだったということになります。
『HSP』とはこれから一生の付き合い。
自分が今後、気持を楽に過ごしていくためにはまずそのことを受け入れなければということを知ることができました。
「変わらない」という答え
『HSP』の人は「自分は変わらない、変えられない」と知っても、きっと今までと変わらず環境に影響されて悩み続けます。
そうだとしても「変わらない」と知っているのと知らないとでは気持に大きな差があると、個人的には感じています。
環境や状況にいつも悩んでしまう自分自身が「HSPの気質=変わらないもの」であると知っていれば「こんな自分はこれからも変わらないし変えることはできない」といい意味での『諦める』という選択肢が増えます。
『諦め』と言うと聞こえが良くないですが『自分を受け入れる』と考えればどうでしょう。
『HSP』だから私には無理だと諦めるということでありません。
できない自分に悩んでるばかりではなく、自分を受け入れて自分にできる方法でがんばってみる。
『HSP』を知ったことで「自分の気持を楽にするにはどうしたらいいのか」 「周りの人とどう関わっていくのがいいのか」を改めて自分自身と向き合って考えるきっかけをもらえたと考えています。
『HSP』であることを周りに打ち明けるか
個人的には『HSP』かもしれないということは周りには打ち明けられないです。
内面的なことはどんなに言葉を上手に使ったとしても、伝えるのはとても難しいと感じています。
ただ、以前に『うつ状態』と診断された時期があり、そのことは体調が回復してからではありますが大切な友人にだけ打ち明けました。
2年近く一切連絡ができず心配をかけてしまったのでそのお詫びと、今後も友人でいて欲しいとの願いからそうしました。
同じ内面的なことなのに『うつ』は友人に伝えられて『HSP』は伝えられないのはなぜか。
『うつ』は以前から世間で認知されていて、かつ病名ということから会社でもメンタルヘルスとして重要視されてきています。
実際私自身も日常的な生活が難しいと診断されて1年ほど休職という時期を過ごしました。
ですが、それだけ世間での認知度が高い『うつ』であっても実際にその時の状況を周りに理解してもらえるかと言えばそれはやっぱり難しいことです。
となると、それより世間の認知度がまだまだ低い『HSP』はもっと理解されないのが想像できるからです。
『HSP』のこと、『HSP』であるかもしれないことを打ち明けられても、その相手は困ってしまうのではないかと考えてしまいます。
そのことは自分の取扱説明書として、自分の中にしまっておこうと思っています。
最後に
気持を楽に暮らすにはシンプルに考えれば、苦手とすることを避けて悩む時間を少しでも減らすことです。
自分が見たり聞いたり感じたりする事で辛い気持になる、疲れてしまうと自覚があることから距離をとる。
ただ、日常生活でそんな都合よくいくことは少ないですよね。
なので避けたいことの優先順位を意識することを心がけています。
そうは言っても優柔不断な私はとても苦手なことです。
「これを優先させるとあれが困る」「あれを気にしているとこれができない」と頭の中でずっと堂々巡り。何となくでも優先順位がついていないと私は前に全く進めない人間だと気づいたので、せめてその意識だけでも持つよう努めています。
今の私にとって心身ともにおだやかに暮らすことが大きな目標なので、そのことに重きを置いた優先順位をつけて自分のできることをこつこと頑張っていけたら何よりだと考えています。
こんな風に考えるようになったのは、いろいろ経験した今の年齢だから、そして『HSP』を知ったからなのかもしれません。